(株)ライフフォースサポートのFP通信Vol.42

ライフフォースサポートの定期発行FP情報誌「Force-i」Vol.42(2021年3月28日発行)の内容をお届けいたします。

国立がん研究センター患者体験調査報告書より

令和2年10月に発表された平成30年度調査からの抜粋です。

〇治療などに関する統計からは掛かりつけ医療機関以外からの情報収集も必要です。

治療開始前に、担当医からセカンドオピニオンについて話があった人34.9%
実際にセカンドオピニオンを受けた人19.5%
ピアサポート*を知っている人27.3%
ゲノム情報を活用したがん医療について知っている人17.0%
*「ピアサポート」とは、がんを体験した人やその家族などがピア(仲間)として 「体験を共有し、ともに考える」ことを言います

〇経済的なリスクに対しての備えも重要です。

医療を受けるための金銭的負担が原因で生活に影響があった人
(若年がん患者は53.1%と高い)
26.9%
がん診断時に収入のある仕事をしていた人44.2%
(約半数は現役時代に罹患)
がん治療のため、退職・廃業した人19.8%
がんになったことで、家族に負担(迷惑)をかけていると本人が感じている47.2%
*「ピアサポート」とは、がんを体験した人やその家族などがピア(仲間)として「体験を共有し、ともに考える」ことを言います

https://www.ncc.go.jp/jp/cis/divisions/health_s/H30_all.pdf

大学生・高校生のためのFP資格ガイドブック

進学の季節となりましたが日本FP協会では多くの学生にFP資格を知ってもらうべく、FPとは何か、FPになるにはどうしたらよいのか、就職活動や仕事へのFP資格の活かし方等、FP資格を取得した先輩のインタビューも交えた、大学生・高校生向けの資格ガイドブックを作成しています。

また社会人になってからも仕事とは関係なく自分の生活向上のために資格を取られる人もいます。

https://www.jafp.or.jp/aim/fpshikaku/guidebook/files/guidebook.pdf

日本銀行が買い続けるETFとは

経済下支えのため10年前から日本銀行が買い続けるETFの運用資産残高が50兆円に迫っています。感染症収束後も約12兆円の年間増加ペースの上限を継続することとしています

ETFはExchange Traded Fundsの略で、「上場投資信託」と呼ばれています。

運用方法としてはパッシブ運用(指数の動きに連動する投資成果を目指す運用手法で、市場平均並みの投資収益の確保を目標)で、非上場の投資信託のインデックスファンドとほとんど違いはありませんが投資家の取得方法が株式と同じという点で非上場の投資信託とは大きく異なります。


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